コラム「お盆のこと」

少し早いですが、日本のお盆についてお話しさせてください。

かつて、日本の夏の風物詩でもあった「お盆」。

今や、風前の灯ともいえるこの風習は、次世代へ継ぐべき大切な伝統文化だといえます。

家族総出で盆棚(精霊棚)を準備します。

真菰(まこも)のムシロを用意し、ナスやキュウリで精霊馬を作り、棚の上にはホオズキを吊るしたオガラの縄を張ります。そして、ムシロ上に位牌を移し、香炉・花立・燭台を置き、霊前膳や果物、野菜を備えます。このような一般的な準備の他に、お位牌の下に、ご先祖様が登ってきやすいように小さなハシゴを掛けたり、精霊棚の前面に、編んだそうめんを暖簾のように吊るすといった地方もあるそうです。ご先祖様の霊をお迎えする大切なこの日に備え、家族全員で準備をすることで、家族の絆、近所との連帯感が自然に育まれていくのでしょう。

また、先祖をお迎えする光明ともいえる「ぼんちょうちん」を掲げるというのは、なんともドラマチックな演出ではないでしょうか。

このように、壮大なストーリー、情緒ある脚本、洒落っ気のある演出、巧妙な舞台装置、時間をかけての準備のもとに「ネバーエンディングストーリー・盂蘭盆会(うらぼんえ)」は完成します。

この摩訶不思議なストーリーを、次の世代に引き継ぐことが、今を生きる我々の使命のような気がします。

(スタッフ / M)

    

画像商品 : 「はなあかり/ホワイト」価格:30,800円(税込)「六角切子灯篭」価格:19,360円(税込) ほか

 

 

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