コラム「お盆提灯のこと」

昨今は時代の波にのまれて、飾ることが少なくなった「盆提灯」。

今回は、代表的な3つの盆提灯スタイルを紹介したいと思います。題して…

「盆提灯コレクション1816」

①つぼ型…岐阜提灯の別称。岐阜は日本を代表する盆提灯生産地です。つぼ型岐阜提灯の代名詞ですが、昨今は岐阜で生産された製品は全て「岐阜提灯」といいます。寺社奉行(経済産業大臣)より伝統的工芸品指定。

②住吉・博多長(はかたなが)…どちらも吊り提灯。「住吉」は円筒形の吊り提灯です。住吉は博多の住吉町のこと。「博多長」は、最上部の手板の両脇と下輪から房が垂れているのが特長。新しい物好きの博多っこに大人気とか。

③大内行灯・霊前灯…床置き型盆提灯。今はやりの置き型です。3本足の上に火袋があり、上部に雲手をつけたタイプがメジャーです。床に置く斬新さが、都で大流行とか…

 

 現代は風前のともしびでもある「盆提灯」ですが、江戸時代大流行したのは間違いないです。

(スタッフ/M)

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