現代仏壇とは
お客様が望んでいることに対して、必要なもの
毎日の食事のための…ダイニングテーブル。
どこか旅行をするための…車。
よりどころとなる空間が欲しいときには…
「手を合わせる空間」
が必要なのではないでしょうか。
「現代仏壇」は、もっと「お仏壇」が身近な存在になれたらと考えています。
いつものように帰宅して、リビングにかばんを降ろす。今日の出来事を、誰にも
邪魔されず、聞いてくれるのは、きっと「お仏壇」でしょう。
日常に溶け込むようにそこにある存在。
「お仏壇」が、ありふれた日常の家具のひとつになればいいなと考えます。
シンプルだからこそ、大切なこと
家具のカテゴリーに「お仏壇」は含まれます。
外観、デザインの良さがほぼ、購入の決め手となる「家具」に対し、
「お仏壇」は外観以上に、内部にこそこだわりがあります。
欄間、須弥壇、背板などが荘厳である必要があるからです。
そして、使われる部材は家具の3倍以上。仕上げや意匠にも途方もない時間と労力が必要です。
そして、何よりも扉を開けた時、見る人のこころに訴える「感動」が必要です。
それを支えているのは、職人の精密な技。
ごまかしが効かない商品だからこそ、卓越にした「日本人の技」が必要になります。
「現代仏壇」は「MADE IN JAPAN」にこだわりつづけています。
妥協のない製品づくりこそ、「現代仏壇」のこだわりです。
仏壇はこうして生まれた
日本人は、仏教が伝わるよりはるか以前から、住まいに「魂棚」と呼ばれる棚を設け、
野花を飾って先祖の霊を祀っていたそうです。
6世紀ごろ日本に入ってきた仏教は、豪族や貴族に限られたものでした。
建立する寺院もきらびやかで、立派なもので、
その享受はごく限られた上流階級のためのものだったのです。
そんな中、一般家庭では「魂棚」による素朴な信仰が続いていました。
幾多の時を超え、庶民に「仏壇」が普及したのは、
江戸時代の「寺請制度」が始まってからだと言われています。
こうして、各家庭で受け継がれてきた「魂棚」が「仏壇」と融合し、
先祖の霊を、仏教の信仰で祀るという現在のカタチが、生まれてきました。