野鍛冶の精神。
古来より、物をつくることに長けていた日本人ですが、現在は「壊れたら捨て、新しいものを買う」ことになんの躊躇もないです。
工夫して、試行錯誤し失敗する手間は『不正解』。買うが『正解』です。
現在は、時短とコスト短が『美徳』とされ、創意工夫する人は、一部の『懐古主義者』に過ぎず、嘲笑される人々です。
そのことを理解した上で『野鍛冶の精神』のお話をさせていただきます。
生活していく上で、単に良い製品を作るのではなく、使い手の用途、くせをより深く理解し消費者に寄り添った、ものづくりを追求する姿勢のことを『野鍛冶の精神』といいます。そのためには、継続的な努力、謙虚さ、誠実さと、この技能を未来へつなげていくのだという高い志も含まれます。
現代仏壇の製品づくりは、『野鍛冶の精神』に基づいています。一例として、仏具をのせたまま、手前に引き出してお祀りできる『スライド式須弥壇』や3㎝にも満たない木っ端を、手間も労力も惜しまず、扉全面に敷きつける『ショコラ』の扉意匠など、使う人に寄り添った製品が並びます。
品質の高さは、必ず『使用する方の安心』へと繋がります。
多くのラインナップの中から『野鍛冶の精神』の息遣いを感じてみてください。。
(スタッフ M)