現れる虎は希少です
皆様、木の中に虎が潜んでいるのをご存知でしょうか?
木には「虎斑(とらふ)」が棲んでいるのです。
「虎斑」とは、一言で表すと「虎の体の縞模様に似ている木目」のことです。
ナラ材に出た「虎斑」
木肌に現れる模様は一般的に「杢(もく)」と呼ばれ、その形によって色々な名前がついています。
「玉杢(たまもく)」、「笹杢(ささもく)」、「葡萄杢(ぶどうもく)など比較的想像のしやすいものから、「鯖杢(さばもく)」、「リボン杢」など一風変わった名前もあります。その中に、「虎斑」があります。
「虎斑」は、ナラ、カシ、ブナなどのブナ科によく見られます。また、カエデに現れる「カーリーメープル」は、見る角度によって見れる艶めかしいツヤが美しく、希少かつ大変高価な材として知られています。
希少なカーリーメープル
木には、柾目と板目がありますが、「虎斑」は柾目を横切るように帯状に現れます…(つづく)
(スタッフ M)
引用元:「オークヴィレッジHP」